東海第2審査で規制委員長が要求 工事計画対応「6月まで」

 原子力規制委員会の更田豊志委員長は11日の記者会見で、日本原子力発電東海第2原発(茨城県)の審査が、原電の不十分な対応で大幅に遅れているとの認識を示した。原電には遅くとも6月ごろまでに、設備の詳細設計をまとめた工事計画が十分な内容か根拠を示すべきだと要求した。規制委は再稼働と運転延長、工事計画の審査を並行して実施しており、工事計画については原電から全体像の説明を受けた上で本格的な審査の議論に入る。

 東海第2は運転期限の40年となる今年11月までに三つの審査をクリアしなければ廃炉となる。


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