中央省庁職員2千人アドレス流出 政府が緊急の注意喚起

霞が関の官庁街

 政府の内閣サイバーセキュリティセンターは3日、中央省庁の職員延べ約2千人のメールアドレスが外部に登録したログイン用のパスワードとともに流出していたとして、全府省庁に緊急の注意喚起を行った。インターネット上の複数のサイトで同じパスワードを使い回すことを禁止し、定期的な変更を呼び掛ける内容。政府関係者が明らかにした。

 日本政府の関係機関を狙ったサイバー攻撃では、2015年に日本年金機構の個人情報約125万件が流出している。

 サイバー攻撃の形態が複雑化する中、政府は18年度の関連予算として621億円を計上し、中央省庁の防御態勢強化に取り組んでいる。


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