英作家のフィリップ・カー氏死去 「偽りの街」でデビュー

 フィリップ・カー氏(英作家)英紙ガーディアンによると、23日に死去、62歳。死因は不明。

 56年、英北部スコットランドのエディンバラ生まれ。広告代理店でコピーライターを務めた後、第2次大戦下のドイツの混乱期を描いた89年の「偽りの街」でデビュー。たちまち人気作家となり、多くの作品が日本など各国で翻訳された。P・B・カー名義で児童文学「ランプの精」シリーズも手掛けた。(ロンドン共同)


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