2018年3月23日 18:42 | 無料公開
桑山重晴への手紙と考えられる徳川家康の書状=23日午後、東京・有楽町
国内外から歴史的価値の高い古書が集う「国際稀覯本フェア2018」(日本古書籍商協会主催)が23日、東京都内で始まった。徳川家康が仏僧に宛てた、新出とみられる書状などが出品されている。
書状は豊臣秀吉の弟秀長らに仕えた大名で、千利休に学んだ茶人としても知られた桑山重晴への手紙と考えられ、桑山が出家した後の1600年ごろのもの。堺と京都の特産品のウリを送ってもらったことに謝意を示し、「またお目にかかれることを願っています」と結んでいる。掛け軸として加工されており、価格は120万円。