内田康夫さんしのびファンら献花 軽井沢の浅見光彦記念館

内田康夫さんをしのび、頭を下げる男性=23日午前、長野県軽井沢町の浅見光彦記念館

 浅見光彦シリーズで知られ、13日に83歳で亡くなった作家の内田康夫さんをしのぶ献花台が23日、長野県軽井沢町の浅見光彦記念館に設けられた。献花台は内田さんの書斎を再現した展示場に置かれ、4月23日まで。期間中は入館無料。

 開館30分でファンら約40人が訪れ、別れを惜しんだ。作家で妻の早坂真紀さんは「こんなに愛されていたんだなと感無量」と話し、ファンと抱擁する場面も。同県飯田市の公務員大平信枝さん(54)は「作品の舞台を訪ね全国を旅した。ファンクラブ会合で直接内田さんに作品の感想を伝えると喜んでくれた。美しい文章も、人柄も大好きだった」と涙をこぼした。


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