神戸製鋼にCO2削減求める 石炭火力発電、環境相意見

 神戸製鋼所が神戸市で計画する石炭火力発電所の環境影響評価(アセスメント)で、環境省が、地球温暖化をもたらす二酸化炭素(CO2)の効果的な排出削減策が取れなければ、建設自体を見直すよう求める環境相意見をまとめたことが22日、分かった。「CO2削減の道筋が描けない場合、事業の再検討も含めあらゆる選択肢を検討することが重要だ」とした。

 稼働後に電力の供給を受ける関西電力にも「確実にCO2排出削減に取り組む必要がある」とくぎを刺した。

 神戸製鋼は灘区の神戸製鉄所内に出力計130万キロワットとなる石炭火力発電所2基の新設を計画。2021年以降の稼働を目指している。


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