李元大統領の逮捕状発付、判断へ 韓国地裁、本人出席拒否

韓国の李明博元大統領(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国のソウル中央地裁は22日、収賄などの疑いで検察が請求した李明博元大統領の逮捕状を発付するかどうかを判断する審査を同日実施する方針だと明らかにした。李氏が出席を拒んだ本人審問を経ず、書類審査のみ行う。逮捕状発付の判断は22日深夜から23日未明に及ぶ可能性がある。

 李氏は2008〜13年の大統領在任中、情報機関の国家情報院から裏金を上納させたとする収賄などの疑いが持たれている。検察は、裏金を受け取ったとして逮捕、起訴した元高官の起訴状で李氏を「主犯」と明記。元高官は初公判で起訴内容をおおむね認めている。


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