2018年3月22日 11:02 | 無料公開
主要生命保険6社が企業年金の事務部門の統合を協議していることが22日、分かった。各社の関係会社を一本化し、共通する業務を統合することで、経営の効率化を図るのが狙い。近く基本合意し、2023年度の手続き完了を目指す。
日本生命保険と第一生命保険が出資する「企業年金ビジネスサービス」と、住友生命保険、明治安田生命保険、三井生命保険、富国生命保険が出資する「日本企業年金サービス」を統合させる。両社は年金受給者の管理を行っており、統合でシステムの更新などにかかる費用を削減する。
企業年金は、超低金利の長期化で利回りの確保が難しくなっており、利幅が比較的小さい。