米、適用除外「4月末までに」 輸入制限で通商代表

21日、米ワシントンの議会下院で証言するライトハイザー通商代表(AP=共同)

 【ワシントン共同】米国の通商政策を担う通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は21日、議会下院での証言で、トランプ政権が23日に発動する鉄鋼とアルミニウムの輸入制限の適用除外国について「4月末までに」確定する意向を示した。報復関税を課す構えを見せている欧州連合(EU)などとの交渉を加速させる。

 適用除外の対象に関しては、北米自由貿易協定(NAFTA)で再交渉しているカナダ、メキシコのほか、自由貿易協定(FTA)の再交渉を行っている韓国も「同様の状況だ」と述べ、除外の可能性を示唆した。

 日本とはFTA交渉を進めることが「最も重要だ」と発言した。


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