2018年3月21日 22:03 | 無料公開
【ブリュッセル共同】英南部での元ロシア情報機関員らに対する神経剤による襲撃事件を受け、欧州連合(EU)は北大西洋条約機構(NATO)と協力して化学、生物、放射線、核関連の物質による攻撃への対応を強化する方針を21日までに決めた。共同通信が入手したEU首脳会議(22日開幕)の声明草案に盛り込まれた。
加盟国首脳はロシアを念頭に、こうした攻撃に加え、宣伝工作やサイバー攻撃、スパイなどへの対応策もまとめ、6月の次回首脳会議までに報告するようEUのモゲリーニ外交安全保障上級代表に要請する。
草案によると、加盟国首脳は事件を「最大限の言葉」で非難した。