再生医療に施設認定制度 学会、適切な治療を推進

 日本再生医療学会は20日、患者が安心して治療を受ける病院を選べるよう、適切な再生医療を提供する医療機関を認定する制度を創設すると発表した。

 再生医療を巡っては昨年、無届けで他人の臍帯血を移植したとして医師らが逮捕されるなど、一部の民間クリニックで科学的根拠のない質の低い医療を提供していることが問題となっている。

 澤芳樹・学会理事長は記者会見で「再生医療をあるべき姿で進める上で、必要な制度だ」と話した。

 具体的な認定基準は4月以降に議論を始める。学会の認定医が在籍し、適切に細胞を培養できることなどが条件になるとみられる。


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