ヒアリ防げ、神戸市がマニュアル 全国初の作成

 強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が昨年見つかった神戸市は、水際での侵入や港湾周辺への定着を防ぐため、発見時の行政や市民などの対応方法をまとめたマニュアルを今月中にも策定し、運用を始める。20日、市が有識者会議に最終案を提示した。市によると、ヒアリ対策のマニュアル作成は全国の自治体で初めて。

 日本国内のヒアリは昨年5月に中国から神戸港に入り、兵庫県尼崎市に運ばれたコンテナで見つかったのが最初。各地で発見が相次ぎ、神戸市は対策を検討してきた。

 最終案では、ヒアリを「しばらくは侵入リスクが高い状態が続き、モニタリングの継続が必要」とした。


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