マラソン大会、10年で4割増 道路使用許可141件 

東京マラソンのスタート付近で警備する警察官ら

 42・195キロを疾走するフルマラソンの大会を開催するため、全国の警察が道路使用を許可した件数が2017年は141件に上り、102件だった07年と比べて約4割増加していたことが17日、警察庁への取材で分かった。ピークだった15年の176件よりは少し減ったが、健康志向などを背景とした近年のマラソン人気の高まりを裏付ける格好だ。

 大会には参加ランナーに加え、観客やボランティアらも含めた不特定多数が集まる「ソフトターゲット」としてテロの標的となる危険もある。警察は新たな警備手法を導入するなど、対策も強化している。


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