文楽出演者ら熊本市でお練り 復興支援の人形浄瑠璃、開幕へ 

「にっぽん文楽」の公演を前に、人形と共に熊本市内の繁華街を練り歩く人形遣い=16日午後

 本格的な組み立て式舞台で全国を巡り、人形浄瑠璃の魅力を伝えるプロジェクト「にっぽん文楽」の出演者らが16日、熊本城二の丸広場で17日に開幕するのを前に、人形と共に熊本市街地を練り歩いた。

 熊本地震の被災地を支援しようと、仮設住宅で暮らす被災者を優先的に招待しており、総合プロデューサーの中村雅之さんは「地震の爪痕は今も残っており、元気を届けたい」と意気込んだ。

 にっぽん文楽は、伝統芸能の文楽を屋外でも気軽に楽しんでもらおうと日本財団が2014年に立ち上げた。その後、東京や大阪などで開催され、今回が6回目。

 公演は1日2回で、20日まで。料金は2千円。


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