若手町議の報酬アップ廃止、長崎 離島の小値賀町、立候補促せず 

 50歳以下の町議の報酬を月18万円から30万円に引き上げて若手の政治参加を促す長崎県・五島列島の小値賀町の取り組みが3年間で終了することになった。15日の町議会で廃止に関する条例が可決された。異例の試みだったが、期待された効果はなく、町民から「金で釣るな」との批判もあったという。

 小値賀町は人口減少と高齢化が進み、町議8人の平均年齢は65歳を超えている。2015年から50歳以下の町議に限り報酬を引き上げることを決めたが、同年の町議選で50歳以下の立候補者は一人もいなかった。


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