横河の4人きょう書類送検 過失致死傷疑い、新名神橋桁事故 

 神戸市北区の新名神高速道路建設現場で2016年4月、作業員計10人が死傷した橋桁落下事故で、兵庫県警は、事故前日に把握した現場の地盤沈下への対応を放置したとして、業務上過失致死傷容疑で、工事を請け負った横河ブリッジ(千葉県船橋市)の現場所長だった男性(44)=大阪府泉大津市=ら4人を16日に書類送検する方針を固めた。捜査関係者が15日明らかにした。

 捜査関係者によると、事故当時、落下現場と反対側の路線でも地盤沈下があり、工事が中断していた。県警は安全管理を担っていた4人が、反対路線の対応に集中し、10人死傷の重大な結果を招いたと判断した。


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