滋賀・大溝城遺跡から石垣や瓦 琵琶湖畔、工法は安土城と共通 

大溝城遺跡の本丸跡で見つかった石垣(手前)=滋賀県高島市

 織田信長が琵琶湖を掌握するために築いた大溝城遺跡(滋賀県高島市)の本丸跡で、築城当時の石垣や瓦が見つかり、市教育委員会が15日、発表した。信長は、琵琶湖周辺に、安土、長浜、坂本の3城も築いており、石垣の工法などが安土城と共通しているという。現地説明会は18日午前10時から。

 市教委が江戸時代の図を基に発掘調査し、本丸の北部と南西部に高さ約1メートルの石垣が見つかった。大きな石の間を「ぐり石」と呼ばれる小さな石で埋めて固定しており、石垣技術が発達する前段階で、安土城にも共通する工法という。


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