バス路線の廃止届を撤回へ、岡山 「不安解消する」両備HD 

 岡山県を中心にバス事業などを展開する両備ホールディングス(HD、岡山市)が、グループ2社が運行する約4割のバス路線の廃止届を提出した問題で、小嶋光信会長は14日、市内で記者会見し、今週中にも廃止届を取り下げると発表した。自治体との協議会が開かれることが決まり「利用者の不安を早期に解消したい」と説明した。

 同日、廃止路線の対象となる岡山市や倉敷市など県内の4市長が「市民の足が失われる」として小嶋会長に廃止届の撤回を要請。同日までに石井啓一国土交通相が問題解決への協力について言及したことや、4市の連携が確認できたことなどから撤回を決断した。


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