17年の救急車出動634万件 8年連続最多、高齢化が影響 

 2017年の救急車出動は前年比2・1%増の634万2096件と、8年連続で過去最多を更新したことが14日、総務省消防庁の速報値で分かった。搬送者も2・0%増の573万5915人で過去最多。65歳以上が58・8%を占めており、消防庁は高齢化により病気で運ばれる人が多くなったとみている。

 出動件数はこの20年で1・8倍に膨らんでいる。今後もさらに増加が予想され、タクシー代わりに使うなど安易な利用の抑制が課題だ。

 出動の内訳は、急病が64・0%と最も多く、けがなどの一般負傷15・2%、転院搬送8・4%、交通事故7・6%と続いた。


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