子どもの転落死、5年間で92件 約半数が0~4歳児、消費者庁 

 消費者庁は14日、子ども(14歳以下)が窓やベランダから転落死する事故が2014年までの5年間で92件に上り、うち約半数が0~4歳児だったと発表した。厚生労働省の人口動態統計を分析した。消費者庁は、子どもの行動を把握し、窓やベランダの出入り口を施錠するよう求めている。

 年齢別では3歳児が19・6%(18件)で最多。4歳児が15・2%(14件)、1歳児が5・4%(5件)。窓を開放する機会が多い春から夏に事故が増加する傾向があった。

 14年に4歳児が9階のベランダから転落し足を骨折。高さ1・2メートルの柵があったが、椅子と箱を重ねて登ったとみられるという。


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