新燃岳、数カ月は爆発的噴火続く 予知連絡会が見解 

 宮崎、鹿児島両県にまたがる霧島連山の新燃岳の噴火活動について、火山噴火予知連絡会(会長・石原和弘京大名誉教授)は13日、数カ月間は爆発的噴火が続くとする見解を明らかにした。気象庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、火口から4キロでは大きな噴石に、2キロでは火砕流に警戒を呼び掛けている。

 予知連によると、当面、爆発的噴火による大きな噴石の飛散や空振には注意が必要だが、溶岩流が斜面の下の方まで流れたり、火砕流が居住地域に達したりする可能性は低いという。

 霧島連山では昨年7月以降、山体の膨張が続いたが、3月6~8日の溶岩の噴出時期に収縮する動きがあった。


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