2018年3月13日 11:17 | 無料公開
愛媛県松野町で昨年3月、障害者施設「ひだまり3」の男女3人が死亡した火災で、自室に放火して建物を全焼させたとして、現住建造物等放火の罪に問われた入所者の無職善家千文被告(50)に対する裁判員裁判の初公判が13日、松山地裁(末弘陽一裁判長)で開かれ、善家被告は「実際に燃やそうとは思っていなかった」と起訴内容を否認した。 検察側は冒頭陳述で、被告に知的障害があるとした上で「犯行は自殺目的で、建物に火が燃え移ることは認識していた」と指摘。弁護側は「被告は死ぬことしか考えられず、建物がどうなるか予想できなかった」と主張した。