米半導体大手の買収禁じる トランプ氏、安全保障上の理由 

米カリフォルニア州にある半導体大手ブロードコムの拠点=2017年11月(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】トランプ米大統領は12日、登記上の本社をシンガポールに置く半導体大手ブロードコムが提案した同業クアルコムの買収を禁じると発表した。国家安全保障上の理由だとしている。ブロードコムは、負債を含め約1420億ドル(約15兆円)での巨額買収に乗り出していたが、米政府の介入で頓挫した。

 トランプ氏は同日の大統領令で「ブロードコムが、米国の国家安全保障を損なう行動をとる可能性があると信じられる証拠がある」と主張した。


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