米、銃購入年齢引き上げ見送り トランプ氏、野党が批判 

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は12日、自動小銃などを購入できる最低年齢を全米で現行の18歳から21歳に引き上げる案について、当面見送る考えを示した。南部フロリダ州で2月に起きた高校銃乱射事件を受けて引き上げに意欲を見せていたが、姿勢を後退させた。

 フロリダ州で9日、同州での最低年齢を21歳に引き上げる州法が成立したが、銃規制強化に反対する有力ロビー団体、全米ライフル協会(NRA)が憲法違反だとして同州を提訴した。

 トランプ氏はこうした動きを念頭に、ツイッターで「行動する前に裁判と判決を見守る」と司法判断を待つ考えを表明した。


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