優生手術相談センター開設 北海道、初日の問い合わせ4件 

 旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らへの不妊手術が繰り返された問題で、北海道は12日、問い合わせ窓口となる「相談センター」を開設し、初日は当事者1人からを含む計4件の電話が寄せられた。

 道によると、当事者は「手術を受けた」と申し出たという。相談者の残る3人は、当事者やその親族ではない人からで、法制度に関することなどについてだった。道は相談者や相談内容の詳細を明らかにしていない。

 当面は保健師ら専従職員2人を含む計3人態勢で相談に応じ、希望に応じて道立の各保健所でも職員が対応する。道内で本人同意がなく手術を強制されたのは、都道府県別で最多だった。


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