もんじゅ廃炉計画認可へ、規制委 7月に燃料取り出し開始 

福井県敦賀市の高速増殖原型炉もんじゅ

 原子力規制委員会の検討チームは12日、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃止措置計画をおおむね了承した。規制委は月内にも定例会合を開き、正式に認可する見通し。

 廃炉作業の第1段階となる使用済み核燃料の取り出しを今年7月に始め、2022年12月に終えることを確認した。47年度までに廃炉作業を完了するとしている。規制委の田中知委員は「燃料を安全に取り出せるよう、点検や訓練をしっかり続けてほしい」と述べた。

 国は16年12月にもんじゅの廃炉を決定。機構は昨年12月、規制委に廃止措置計画を申請し、今年2月に補正書を提出していた。


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