成田空港の発着時間拡大へ 国と地元、13日合意見通し 

成田空港

 成田空港の発着時間を拡大して機能を強化する計画を巡り、騒音を理由に住民が猛反発していた千葉県横芝光町の佐藤晴彦町長が12日、計画を受け入れる方針を表明した。国土交通省などが合意を目指す県と空港周辺9市町の中で、明確に難色を示していた同町が受け入れることで、地元との合意が13日に成立する見通しとなった。

 国交省と成田国際空港会社(NAA)、県と9市町による4者協議会が13日に開かれ、正式に地元との合意を確認する。計画では3本目となる新滑走路が建設され、最終的に空港全体の発着時間が2時間半拡大する。

 佐藤町長は「断腸の思い。決断をするときがきた」と述べた。


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