東日本大震災、東京で政府追悼式 復旧半ば「もう7年、まだ7年」 

政府主催の追悼式で、祭壇に向かい式辞を述べる安倍首相=11日午後2時48分、東京都千代田区の国立劇場(代表撮影)

 2万人を超える犠牲者を出した東日本大震災は11日、発生から7年を迎えた。被災地の復旧は進みつつあるが、全国で約7万3千人が今なお避難生活を送る。「もう7年か、まだ7年か」。被災者たちは答えの出ない思いを抱え、一日一日を歩む。東京都千代田区の国立劇場では政府主催の追悼式が開かれ、遺族ら出席者は午後2時46分の地震発生時刻に合わせて黙とうし、「あの日」に失った命へ思いをはせた。

 追悼式には、岩手、宮城、福島の被災3県の遺族のほか、秋篠宮ご夫妻、安倍晋三首相らが参列した。

 警察庁によると9日現在、死者は1万5895人に上り、2539人の行方が分かっていない。


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