東日本大震災、11日で発生7年 鎮魂の祈り、全国で 

東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町の帰還困難区域。福島第1原発の排気筒や大型クレーンが見える(奥)=10日

 東日本大震災は11日、発生から7年を迎えた。9日現在の警察庁のまとめでは、岩手、宮城、福島の3県を中心に、死者は1万5895人、行方不明者は2539人に上る。約7万3千人は今も避難生活中だ。11日は全国各地で追悼行事が行われ、発生時刻の午後2時46分に合わせて鎮魂の祈りが犠牲者にささげられる。

 被災地では復興に向け、宅地整備が進む。だが、津波対策として行われている土地の大規模なかさ上げ工事などに時間がかかり、避難先の内陸部で生活基盤を固める被災者も多い。市街地の空洞化が懸念されている。


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