兵庫生まれのコウノトリが死ぬ 福井、飼育施設で襲われ 

 福井県は10日、同県越前市にある国の特別天然記念物コウノトリの飼育施設のケージ内に、兵庫県豊岡市で生まれて野外で生息していた雌のコウノトリが入り込み、死んだと発表した。中にいた雄に襲われたという。

 福井県によると、7日午前8時ごろ、越前市菖蒲谷町の県の飼育施設にある野外ケージで、雄にくちばしでつつかれているのを飼育員が見つけて保護した。ケージは網で囲われているが、開いていた天井の一部から入ったとみられる。

 頭から出血しており、動物病院で治療するなどしたが、10日午前10時50分ごろに死んだ。保護してからエサを食べていなかったという。


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