新燃岳の噴火、依然活発 警戒強める周辺自治体 

活発な火山活動が続き、噴煙を上げる霧島連山・新燃岳=10日午後1時35分、鹿児島県霧島市から

 宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(1421メートル)では10日午後も爆発的噴火が起こり、依然活発な活動が続いた。宮崎県都城市などで降灰を確認。未明に噴煙が火口上4500メートルに達して大きな噴石も約1・8キロ飛散したことから、麓の自治体は警戒を強めた。

 気象庁によると、前日夕から火口の南東で小幅の隆起を確認。火口が溶岩でふたをされ、地下で火山ガスの圧力が高まっていたとみられるという。10日の爆発的噴火後は、同じ地点でわずかな沈み込みを観測した。


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