高校生、戦争体験学び創作劇披露 大阪大空襲73年で 

戦争体験などを題材に作った創作劇を披露する高校生ら=10日、大阪市

 1945年3月13日の大阪大空襲から73年になるのを前に、大阪市の阿倍野区民センターで10日、「大阪空襲訴訟を伝える会」の主催する集会が開かれ、高校生が高齢者から聞いた戦争体験などを題材にした創作劇を披露した。

 劇には、大阪暁光高(河内長野市)で幼児教育コースなどに通う生徒12人が出演した。旭日旗が振られるなか兵士が出征する場面では、市民が戦争に巻き込まれていく様子を表現。戦争体験を聞いた感想などを朗読して「子どもたちが平和で安全に暮らせるようにしたい」と訴えた。

 生徒らは戦災孤児を描いた故野坂昭如氏の小説「火垂るの墓」を題材に平和学習に取り組んだ。


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