米、鉄鋼輸入制限へ調整 「友人」除外、8日決定か 

 【ワシントン共同】トランプ米政権は8日、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限決定に向け、最終調整に入った。輸入制限を主導するナバロ通商製造政策局長は、トランプ大統領が8日午後(日本時間9日午前)に発動を命じる文書に署名する方針だと明らかにした。輸入制限の対象となる国・地域と米国との貿易戦争が現実味を帯びてきた。

 トランプ氏は8日、貿易や軍事で米国を公正に扱う「真の友人」には柔軟性を見せなければならないとし、輸入制限から同盟国や友好国を除外する可能性を示唆した。

 ナバロ氏は米テレビで「署名から15~30日で輸入制限が実行される」と説明した。


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