全トヨタ労連が代表者集会 賃上げで経済の好循環を 

 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会(318組合、34万2千人)は8日、愛知県豊田市で各労組の委員長らによる代表者集会を開いた。鶴岡光行会長は「交渉を一歩でも前に進め、(賃上げの)成果を出して日本経済の好循環につなげていこう」と呼び掛けた。

 鶴岡会長は集会後の会見で、「自動車産業の大転換期の中で、経営側は設備投資や人材教育に資金を使いたいとする声が多く、賃上げに対する慎重さが目立っている」と説明した。

 ベースアップに相当する賃金改善分は、トヨタグループの製造系企業の労組が月額平均3391円、販売系の労組が3664円を要求している。


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