米で神鋼、トヨタ集団提訴 データ改ざん「消費者保護違反」 

神戸製鋼所本社=神戸市中央区

 【ニューヨーク共同】神戸製鋼所のアルミニウム・銅製品などのデータ改ざん問題を巡り、米消費者が5日、低品質の金属部品を車に使用したのは、消費者保護に反するなどとして、神戸製鋼とトヨタ自動車を相手取り補償を求める集団訴訟をカリフォルニア州の連邦裁判所に起こした。ロイター通信が6日報じた。

 神戸製鋼の一連の不正で、米国で集団訴訟が起きたのは初めてという。原告は、トヨタ車の「プリウス」や「カムリ」などに神戸製鋼の低品質の金属部品が使われていると主張している。

 訴訟に関して、神戸製鋼は「確認中だ」(広報担当)としている。


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