2018年3月7日 11:27 | 無料公開
コーン米国家経済会議委員長(ゲッティ=共同)
【ワシントン共同】トランプ米政権で経済政策の司令塔を務めるゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長(57)は6日、数週間以内に辞任すると表明した。国際協調を重視するコーン氏が去ることで政権内の強硬派の重みが増す。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉や中国との通商問題などでも米国の保護主義的な姿勢が強まるのは必至だ。
コーン氏は鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に強く反対していたが、トランプ大統領が強行する考えを変えないため、辞任を決断したとみられる。ロイター通信は、後任の候補に対中国強硬派のナバロ通商製造政策局長の名前が挙がっていると伝えた。