政府、北朝鮮の「時間稼ぎ」警戒 圧力最大化の方針は不変 

首相官邸に入る安倍首相=7日午前

 日本政府は7日、韓国と北朝鮮が4月末の南北首脳会談開催で合意したことを巡り、米韓両国と連携して情報分析を急ぐとともに、北朝鮮に核・ミサイル開発を進める時間稼ぎに使われるだけではないかとして警戒を続けた。安倍晋三首相は6日夜「各国と連携して状況を見極める」との方針を、訪米中の河井克行自民党総裁外交特別補佐に伝達。菅義偉官房長官は記者会見で「北朝鮮への圧力を最大限まで高める方針に揺るぎはない」と強調した。

 河井氏によると、首相は「対北朝鮮制裁が効果を上げているからこそ、対話の流れになった」と指摘した。(東京、ワシントン)


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