参院予算委、午前の質疑見送り 野党、財務省説明に反発 

 参院予算委員会は6日午前に予定していた一般質疑を見送った。財務省が予算委理事会で学校法人「森友学園」問題を巡る決裁文書書き換え疑惑を説明したが、野党が「ゼロ回答」と強く反発した。与党は、午後からの委員会開会を目指して、野党側と調整を続けた。

 野党は、衆参両院でそれぞれ国対委員長らが会談。財務省側の対応次第では、両院の各委員会での新たな日程調整に応じないことも視野に厳しく対峙していく方針を確認した。

 民進党の那谷屋正義参院国対委員長は財務省の対応に関し「ごまかし以外の何物でもない。怒りを覚える」と記者団に語った。

 自民党内からも不満が出ている。


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