米軍返還地を国立公園に編入へ 沖縄本島北部、環境省 

「やんばる国立公園」に編入される見込みの米軍返還地(環境省提供)

 環境省は26日、2016年12月に返還された米軍北部訓練場の大半を含む約3700ヘクタールの森林地帯を、沖縄本島北部に位置する「やんばる国立公園」に編入する案を公表した。パブリックコメント(意見公募)や中央環境審議会での議論を経て、7月にも編入が決定する見込み。

 やんばる国立公園には国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がり、絶滅の恐れがあるヤンバルクイナやノグチゲラなど多くの固有種がすむ。隣接する旧訓練場の区域にも同様の自然環境が残っているため、一体で保護する。編入後の公園面積は約2万ヘクタールに広がる。


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