佐賀で一部ヘリの飛行再開 墜落事故、県議会は意見書可決 

 陸上自衛隊は22日、佐賀県神埼市の住宅に目達原駐屯地(同県吉野ケ里町)所属のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した事故を受け、停止していた同駐屯地のヘリの飛行を、事故同型機を除き再開した。同駐屯地が明らかにした。

 一方、佐賀県議会は同日、国に対し再発防止や原因究明を求める意見書を全会一致で可決した。意見書は「隊員の命を奪い住民をも巻き込む重大な事故で、自衛隊の信頼を揺るがしかねない。厳重に抗議する」とし、自治体への迅速な情報提供体制の確立も求めた。

 事故は5日に発生。陸自隊員2人が死亡し、墜落した住宅にいた女児が軽傷を負った。


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