副作用防止、高齢者処方見直しを 医師連携、厚労省が初の指針 

 何種類もの薬を併せて飲むことが多い65歳以上の高齢者に副作用などのトラブルが出るのを防ぐため、厚生労働省は21日、医師や薬剤師向けに薬の適正使用を求めた初の指針案をまとめた。

 典型的な症状や原因薬を例示。医療関係者が連携して患者の服薬状況を把握し、問題がある場合は処方を見直すよう促している。同省は「患者は自己判断で薬の服用を中止せずに、必ず医師に相談してほしい」と呼び掛けている。

 高齢者は持病などで服用する薬が増加する傾向があり、飲み合わせによる副作用のリスクが指摘されている。また、内臓の機能が弱り、薬の効果が強く出る傾向がある。


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