退去の訴え撤回求める署名提出 山形の自主避難者や支援団体 

 東京電力福島第1原発事故で福島県から山形県米沢市に自主避難した8世帯が、住宅の無償提供終了後も住み続けているとして、住宅の所有者から退去などを求められた訴訟を巡り、被告となっている避難者や支援団体は、訴えの取り下げと話し合いによる解決を求める約6千人分の署名を21日、福島県に提出した。

 県は昨年3月、除染などで帰還への環境が整ったとして、住宅の無償提供を打ち切った。

 被告の1人で福島市から避難中の武田徹さん(77)は「署名の重みを捉えてほしい」と述べ、県から住宅の所有者に訴訟の撤回を働き掛けるよう求めた。


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