核ごみ説明会を2カ月ぶりに再開 学生動員問題で中断、今回は直営 

 原子力発電環境整備機構(NUMO)は21日、学生の動員問題で中断していた原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場建設に向けた住民意見交換会を、東京都内で2カ月ぶりに再開した。不正を防ぐため、会の運営を広告会社などに委託せず自ら運営。3月まで埼玉や神奈川など計5カ所で試験的に開催し、春以降に全国で本格再開する。

 21日は約40人が参加。会場をこれまでより狭い雑居ビルの会議室とし、機構の職員らが準備のほとんどを手掛けた。会合の名称を「対話型説明会」に変え、参加者との質疑時間を増やした。


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