リコーがコカ・コーラ全株売却へ 560億円、事務機低迷で改革 

 リコーは21日、保有する飲料製造・販売大手コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(HD)株式全てを4月に約560億円で売却すると発表した。発行済み株式の約8%分に当たる。事務機の低迷に伴う構造改革の一環で、売却で得た資金は、総額2千億円を投じる計画を立てた企業の合併・買収(M&A)などに充てる。

 リコーは創業者の市村清氏がコカ・コーラボトラーズジャパンHDの前身会社の創業に携わったことで、日本コカ・コーラ(東京)に次ぐ第2位株主となっていた。


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