ドイツ、社民党員投票始まる 大連立発足へ最終関門 

ドイツ南部でスピーチするSPD党首代理のショルツ・ハンブルク市長=14日(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ連邦議会(下院)第2党の中道左派、社会民主党(SPD)の全党員に、メルケル首相率いる第1党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立の是非を問う投票の受け付けが20日、始まった。党員投票は大連立に向けた最終関門で、承認されれば第4次メルケル政権が発足する。

 党員は約46万人。投票は郵便で実施され、受付期限は3月2日。結果は同4日に公表される予定だ。SPDの次期党首就任が確実視されるナーレス下院議員団長はDPA通信に「人々の生活を改善したい」と語り、大連立の承認を呼びかけた。


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