2018年2月20日 18:22 | 無料公開
労働組合「全国医師ユニオン」は20日、救急科と産婦人科で働く勤務医の1カ月の時間外労働(残業)が「月80時間」とされる過労死ラインを超えていたとするアンケート結果を発表した。厚生労働省が2016年に実施した調査でも、この2科の勤務時間が他の診療科よりも長い傾向があり、過重労働是正に向けた対策が急がれる。 昨年、インターネットなどを通じて実施したアンケートには勤務医1803人が回答。 救急科が94・4時間、産婦人科が82・7時間といずれも過労死ラインを超え、耳鼻咽喉科や泌尿器科、循環器科なども70時間を上回った。