救急科の勤務医、過労死ライン超 産科も、残業アンケート 

 労働組合「全国医師ユニオン」は20日、救急科と産婦人科で働く勤務医の1カ月の時間外労働(残業)が「月80時間」とされる過労死ラインを超えていたとするアンケート結果を発表した。厚生労働省が2016年に実施した調査でも、この2科の勤務時間が他の診療科よりも長い傾向があり、過重労働是正に向けた対策が急がれる。

 昨年、インターネットなどを通じて実施したアンケートには勤務医1803人が回答。

 救急科が94・4時間、産婦人科が82・7時間といずれも過労死ラインを超え、耳鼻咽喉科や泌尿器科、循環器科なども70時間を上回った。


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