株主総会、スマホで投票へ 2信託銀が新サービス 

みずほ信託銀行と三井住友信託銀行が発表した、スマートフォンを使って株主総会の議案に投票できる新サービスのイメージ

 みずほ信託銀行と三井住友信託銀行は20日、スマートフォンを使い、株主総会で示される議案に対して手軽に賛否を投票できるサービスを始めると発表した。6月開催の総会から、上場企業向けに提供する。個人株主の手間を減らし、積極的な投票を促す狙いがある。

 上場企業の個人株主は延べ約5千万人に上るが、賛否の投票率は約3割と、金融機関など機関投資家に比べて低水準にとどまっている。株主の意向をきめ細かく経営に反映させ、経営の透明性や企業価値の向上を後押しすることも目指す。

 上場企業が株主に送付する議決権行使書にあるQRコードを読み取れば、スマホの専用サイトから投票できる。


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