銃乱射、危険な兆候当局生かせず 17人犠牲、米高校の事件1週間 

銃乱射事件のあった高校の追悼所で泣く生徒=18日、米フロリダ州パークランド(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米南部フロリダ州パークランドの高校で、17人が犠牲になった銃乱射事件から21日で1週間。容疑者の危険な兆候をつかんでいた当局が、なぜ凶行を防ぐことができなかったのか。遺族らは銃規制を切望するが、抵抗勢力を動かすには至っていない。

 州行政当局は2016年9月、今回逮捕されたニコラス・クルーズ容疑者(19)が同級生に脅迫などをしているとの情報を得て、自宅を訪問して調査した。

 かばんには黒人を中傷する言葉などが書かれ、スクールカウンセラーは危うい前兆を指摘したが、当局は「母親が面倒を見ており、学校にも通っているので危険性は低い」と判断した。


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