北朝鮮拉致問題の早期解決を訴え 「考える集い」で被害者家族 

「拉致問題を考える国民の集い」で早期解決を訴える横田哲也さん=17日午後、大阪市

 政府などが主催する北朝鮮の「拉致問題を考える国民の集い」が17日、大阪市内で開かれ、横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、被害者家族会事務局次長の哲也さん(49)が「すぐそこで被害者が助けの手を求めているのに、いまだ膠着状態」と述べ、拉致問題の早期解決を訴えた。

 哲也さんは平昌五輪への北朝鮮参加について「ほほえみ外交にだまされてはいけない」と指摘。増元るみ子さん=同(24)=の弟照明さん(62)は、昨年12月に90歳でなくなった母信子さんが再会を果たせなかったことに触れ、政府に対して「取り戻す具体的な政策を明示するべきだ」と話した。


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