認知症国際アジア会議の初会合 石川・加賀 

 最先端の認知症予防とケアについて議論する「認知症国際アジア会議」の初会合が17日、石川県加賀市で始まった。認知症対策は、医療や介護などの専門職による早期支援が鍵になると言われており、日本をはじめアジア各国の専門家が早期発見や支援のためにどのような取り組みをしているか意見交換した。2日間の予定。

 会議では、タイの研究者が、家族や地域のつながりが早期発見に役立っている一方で、認知症対策に対するタイ政府の関心が低いことや人材不足が課題に上っていることを報告。

 対照的に、大阪大大学院の池田学教授(精神医学)は「日本では独居の高齢者が増えている」と指摘した。


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